海外旅行保険の必要性と選び方について

海外旅行は、国内よりも長期間の旅になることが多く、準備するものがたくさんあります。旅行に行く際には、現地に着いたらどこに行くか、現金はいくら持っていけばいいのか、などを気にする人は多いと思いますが、海外旅行保険となるとあまり気を使わない人も多いのではないでしょうか。

旅行に行くときにはまさか自分が保険の必要な目に合うとは思わず、「お金がかかるから」と入らない人もいるようです。この記事では、海外旅行保険の必要性と、選び方についてご説明します。

いざというときに備える!海外旅行保険がいらないなんて大間違い!

外務省によると、2019年に在外公館が取り扱った海外における事件、事故等に係わる総援護件数はなんと2万295件にのぼります。海外旅行者だけを対象にした統計ではありませんが、海外で事故に遭ったり、事件に巻き込まれたりする日本人がいかに多いかということがわかります。

また、海外は日本と違って医療費が高額だと言われており、自分で気をつけていても、病院に行く、入院する、手術するなどという事態が起これば、多額の費用がかかってしまいます。このような場合には、自分や周りの家族に精神的負担だけではなく、金銭面でも迷惑をかけてしまう可能性もあります。

上記のことからも、海外旅行保険に加入することで万が一の安心を買えると考えられれば、安いものではないでしょうか。

自分のクレジットカードは?クレジットカードの海外旅行傷害保険について

では、実際に保険に入ろうと考えてもどの保険を選べばいいのか分からない人もいるのではないでしょうか。そのような人は、一度自分の持っているクレジットカードについて調べてみてください。

実はクレジットカードには海外旅行傷害保険がついている場合があるのです。

クレジットカードについている海外旅行傷害保険の補償内容は、クレジットカード会社によって異なり、同じクレジットカードでも、一般的なクレジットカードとゴールドカードなどランクによって、補償内容・補償金額が異なる場合もあります。

ただ、年会費が無料のクレジットカードの場合には海外旅行傷害保険がついていたとしても、補償が低く、制限も多い場合がありますので、注意が必要です。

さらに、クレジットカードについている海外旅行傷害保険は、旅行代金などをそのクレジットカードで払っていないと補償の対象にならない「利用付帯」と、そのクレジットカードで支払っていなくても補償される「自動付帯」があります。この点もしっかりと確認しておくようにしましょう。

意外に高い?保険会社の海外旅行保険

クレジットカードに保険がついていない場合、保険会社の海外旅行保険に加入することになりますが、保険会社の海外旅行保険は高額になる場合があることをご存知でしょうか。

補償内容や会社によって金額は異なりますが、クレジットカードと同じような補償内容にすると、数日間の旅行でも高額になってしまう場合もあるのです。

プランとしては、基本的にもろもろの補償がセットになったセットプランと、自分の旅行形態や他の保険との兼ね合いも考えてのバラ掛けがあり、自分に合わせて選べるようになっています。

保険会社の海外旅行保険とクレジットカードの付帯保険をうまく使い分けよう!

上記のとおり、保険会社の海外旅行保険は補償内容を選べて手厚くできる分、費用が高くなってしまいがちです。手厚い補償を安く済ませるには、クレジットカードの付帯保険をメインに、保険会社の海外旅行保険をサブとして考えるのもよいかもしれませんね。

治療費や携行品損害などの基本的な保険はクレジットカードの付帯保険で補い、付帯保険以外のゴルフやダイビング、山登りなどスポーツの事故などに備えての保険は保険会社で加入するなど、必要な部分の補償を手厚くするのもいいでしょう。

ちょっとしたトラブルで楽しいはずの旅行が、台無しになってしまうことは誰にでも起こりえます。そのときにお金の心配だけでもなくなれば、どれほど心強いでしょう。「自分は大丈夫」などと思わずに、海外旅行の前に保険の有無を必ず確認し、加入していない場合には、上記を参考に、加入する海外旅行保険をお選びください。

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