これだけは押さえよう！ クレジットカードの仕組み

現代社会において、クレジットカードは必須に近いアイテム。ネットショッピングの発展も、クレジットカードなしには語ることができません。

多くの方が、普段からなにげなく使っているクレジットカードですが、どのような仕組みで決済が行われているのか、知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、クレジットカードの仕組みについてご説明します。

クレジットカードで商品やサービスを購入する際は、クレジットカードの保有者である「会員」、商品を販売する「加盟店」、そしてクレジットカードを発行している「クレジットカード会社」の3者が関わっています。

商品やサービスを購入する際に、直接やりとりをするのは、会員と加盟店の2者であることがほとんどですが、契約上では、「会員とクレジットカード会社」、「クレジットカード会社と加盟店」という繋がりになっています。

この仕組みから、万が一支払いにおいてトラブルが起きてしまった場合、自分とお店だけの問題ではなく、クレジットカード会社も含めた3者間、もしくは自分とカード会社の間での問題にもなってきます。

それでは、クレジットカードを利用した際の、会員、加盟店、カード会社の3者間で行われる取引の流れを見てみましょう。

まず、会員である自分が、クレジットカードの加盟店で品物を購入したり、サービスを受けたりしたとします。このとき、クレジットカードで決済したい旨を伝えれば、クレジットカード会社がその人に代わって、お店に商品やサービスの代金を立て替えるため、その場で現金を支払う必要がなくなるのです。また、この際に加盟店は、クレジットカード会社に手数料を支払うことになります。

この取引の流れから、クレジットカード会社はこの手数料による利益、加盟店はクレジットカード決済を導入することでの集客率アップ、会員はキャッシュレスで買い物ができるという利便性というように、クレジットカードの取引が行われる中で、3者がそれぞれメリットを得ていることがわかります。

クレジットカード会社は、会員の購入した商品代金などを一旦立て替えることになるため、会員に対して「信用」を求めます。そのため、クレジットカードの発行の際には審査が実施されるのです。

また、クレジットカード利用後に支払いが滞ってしまったり、それが繰り返されたりして、クレジットカード会社からの信用を著しく失ってしまった場合は、クレジットカード契約の解約を求められるケースもあります。クレジットカード会社からの信用を守るためにも、支払いを滞らないように気を付けましょう。